DoD 5220.22-M – 米国国防総省準拠規格 とは?
ハードディスクなどの記録媒体からデータを消去する際に、データが残留しないように完全削除するための規格の一つ。米国国防総省のNISPOM(国際工業セキュリティプログラム管理マニュアル)に準拠した上書き方法。
データ領域を最初にゼロ(0x00)で1回上書きした後、固定値(0xff)で1回上書きし、さらに0-255までの乱数で1回上書きを行い、計3回の上書きを行った後書き込み検証を行う。
磁気媒体からデータを完全消去するための規格化された上書き方式は、このほかにも多数存在するが、本方式はデータ消去の確実性と処理速度の兼ね合わせによる実用性の高さから、企業内で社外秘のデータを抹消する際の削除方式として、現在世界的に最も広く使用されている方式。