HTPC(ホームシアターPC) とは?
動画や音楽などのコンテンツデータを保存し、高品位で再生することに特化したパソコン。メディアサーバーやホームシアターとしての機能を持つ。HTPCはホームシアターPCの略。
ユーザーが映画や音楽の再生を目的に使用するパソコンというだけで、パソコンの機能としては通常のWindowsパソコンと何ら変わりないが、通常の事務用途向けPCなどと比べて動画・音楽データ等のコンテンツを大量保存するため大容量ストレージ(SSD/HDD)が搭載されることが多い。
自作PCのケースではホームシアターPC用として、家庭用オーディオラックに設置したり、テレビボードやテレビ台にきれいに収納できるサイズで、デザイン性の高いケースが各メーカーから販売されている。
一般的なミニタワーやミドルタワー型ケースのデスクトップパソコンは縦置きを前提としたデザイン・設計になっているものが多いが、HTPCの場合はラックやテレビ台の収納スペースに設置するため横置き前提にデザインされたケースが多い。
自作PCでホームシアターPCを組む場合は、4Kや8Kなど高画質な動画コンテンツをスムーズに再生できるようグラフィックボード(グラフィックカード)の搭載が望ましいが、近年ではCPU内蔵のグラフィック性能の向上により、別途グラフィックボードを搭載せずとも十分な場合も多いので、必ずしも必要とは言えない。