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グートマン(Gutmann)方式 とは?

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ハードディスクなどの記録媒体からデータを消去する際に、データが残留しないように完全削除するための規格の一つ。1996年にデータ消去の世界的権威であるPeter Gutmann氏によって定められたため、この呼称が付いている。削除対象となるデータの記録領域(クラスタ)に、「乱数を4回 → 固定値を27回 → 乱数を4回」の計最大35回データを上書きすることによって、理論上どのような高性能な解析機を使っても復元不可能にしてくれる。現在規格化されているデータ抹消法の中では、最も強力な抹消方式。

35回の上書きを行うが、もちろん実際にはデータを完全抹消するためにそこまで多くの回数の書き込みを行う必要は全くなく、単に数学的な確立上の理論値の問題であり、実際には3回程度の上書きだけで、どれほど高度な磁気力顕微鏡を用いてもデータの解析は不可能になると言われている(実際に、米国国防総省準拠規格NSA方式でも上書き回数は3回であるように、国家機密情報を取り扱う公的機関や一般の企業でも3回の上書きで「完全消去」としたものとして扱っている)。

フリーソフトとして利用できるファイル完全削除ソフトの中には、グートマン方式によるデータ抹消法が搭載されているものも多く存在するが、上書き回数が多い(35回上書き)ため、その分だけ処理に非常に時間がかかる。なお実際には、そこまで厳重にデータ上書きを施さなくても、3回の上書きだけでは不安な場合はNATO標準方式(7回上書き)やブルース・シュナイアー方式(7回上書き)などで十分であり、処理に時間がかかったりディスクに耐久上の大きな負担をかけることから、実用性の観点から現在ではグートマン方式は時代遅れの方式とされている。

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