ハードディスク・USBメモリ内の全データを完全消去するソフト
WipeDisk
海外製ソフト日本語対応インストール不要
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製作者:Werner Rumpeltesz 対応OS:Windows XP/Vista/7/8/8.1/10 ダウンロード |
指定したハードディスク・USBドライブ内に書き込まれている全てのデータを一切復元できないように完全消去するソフト。インストール不要。データの上書き方法は、高速処理が可能な1回上書きから超強力なグートマン方式まで14種類もの異なる方式から選択が可能、データ消去の対象となるドライブは、物理ドライブ / 論理ドライブごとに指定が可能となっています。
WipeDisk について
「WipeDisk」は、ハードディスク内に書き込まれた全てのデータを、ファイル復元ソフト等を使用しても復元できないよう、ドライブ全体に無意味なデータを上書きして完全削除するソフトです。簡素なインターフェースでありながら、有料ソフトと同等ないしそれ以上の強力な機能を備えているのが特長。(現在保存されているファイルは残してディスク内の未使用領域だけを上書きする、といったことはできません)。
ハードディスクやUSBメモリに一度書き込まれたファイルは、ゴミ箱に移動して削除したつもりでも、実際にはOSの管理領域から除外されただけで、データの書き込み跡自体は残ってしまうため、ハードディスクを破棄したり、他人に譲渡したりする場合は、本ソフトを使って内部のデータを完全に消去しておきましょう。
ハードディスクやUSBメモリに一度書き込まれたファイルは、ゴミ箱に移動して削除したつもりでも、実際にはOSの管理領域から除外されただけで、データの書き込み跡自体は残ってしまうため、ハードディスクを破棄したり、他人に譲渡したりする場合は、本ソフトを使って内部のデータを完全に消去しておきましょう。
使い方
- 「WipeDisk.exe」を実行して「WipeDisk」を起動します。
- 初期設定ではメニューが英語表示になっているので、上部メニューバーの [ Extras ] から [ Sprache/Language ] – [ Japanese ] を選択し日本語化します。
- 画面右上の「ドライブ選択」ボタンをクリック(または、上部メニューバーの [ ファイル ] から [ ドライブ選択 ] を選択)するとドライブの選択画面が表示されるので、データを消去したいドライブを選択し「OK」をクリックします。
- 選択したドライブの情報が表示されます。
- 「消去メソッド」の欄からデータの消去レベルを選択します。選択できる方式は以下の14種類で、下に行くほど(上書き回数が多くなるほど)強度レベルが高くなり確実性が上がりますが、処理に時間がかかります。
- WipeDisk – 低秘匿 (1x)
データを1回上書き (特殊な文字列で一回上書き) - ゼロ上書き (1x)
データを1回上書き (0x00(ゼロ)を一回上書き) - ランダム (1x)
データを1回上書き (ランダムデータを一回上書き) - ランダム のち ゼロ (2x)
データを2回上書き (ランダムデータを一回上書き → 0x00 で一回上書き) - ゼロ のち ランダム (x2)
データを2回上書き (0x00 を一回上書き → ランダムデータで一回上書き) - WipeDisk – 通常秘匿 (2x)
データを2回上書き (0x00 を一回上書き → 特殊な文字列で一回上書き) - MS cipher (3x)
データを3回上書き (Windows標準搭載のデータ完全削除ツール「Cipher.exe」による上書き) - USN-MFM (3x)
データを3回上書き (米国海軍方式 NAVSO P-5239-26-MFM) - USN-RLL (3x)
データを3回上書き (米国海軍方式 NAVSO P-5239-26-RLL) - DoD / USAF (3x)
データを3回上書き (米国国防総省準拠方式 + 米国空軍方式) - ビット切替 (4x)
データを4回上書き (0x00 と 0xff を2回ずつ上書き) - WipeDisk – 高秘匿 (4x)
データを4回上書き (0x00 / 0x80 / 0xff を一回上書き → 特殊な文字列で一回上書き) - NATO Standard (7x)
データを7回上書き (北大西洋条約機構(NATO)標準方式) - Peter Gutmann (35x)
データを35回上書き (グートマン方式) - 「データ消去」ボタンをクリック(または、上部メニューバーの [ ファイル ] から [ データ消去 ] を選択)すると、データ消去処理の実行確認の画面が表示されます。
- 確認画面に「消去処理の実行を確認するため、次の文字を入力してください」というメッセージが表示されるので、入力欄の上にランダムに表示される4文字を正しく入力してください。
- 正しく文字を入力すると「OK」がクリック可能状態になります。
- 「OK」をクリックするとドライブのデータ完全消去が開始されます。
- データ消去の処理中は「進行ゲージ」欄のプログレスバーから、処理の進行具合を確認できます。
- データ消去が完了したら「終了」ボタンをクリックして「WipeDisk」のウィンドウを閉じてください。
本ソフトと同じ作者による姉妹ソフトとして、ドライブ単位ではなくファイル・フォルダ単位でデータを完全削除することができる「WipeFile」もあります。
ソフトウェア情報
提供元 | - Werner Rumpeltesz |
対応OS | - Windows XP/Vista/7/8/8.1/10 |
バージョン | - 1.1.1.0(2020/01/10) |
記事の更新日 | - |
Windows7のパソコンを廃棄しようと思い、wipediskでデータ消去を試みました。
しかし、ドライブ選択しても「論理ドライブ :ドライブを識別できません。」と表示され、先に進めません。CドライブにはアプリソフトやOSが残ったままですが、これらは削除してからでないと使えませんか? どなたかご教示下さい。
Windows 7 Professional 32 bitで試してみたところ、自分の環境に限った話かも分かりませんが、2回以上の上書きアルゴリズムを選択すると1回上書きした時点で処理が止まってしまうエラーが出ました。グートマン方式でもNATO標準方式でも同じだったので、他の上書き方式でも同じエラーがでるかもしれません。
まあゼロ上書きやランダムで1回ずつの上書き処理を複数回行えば良いと思うので、そういう使い方をすれば実用性には問題ありませんが、1回1回上書きする度に設定画面を弄らないといけないのも、ちょっと面倒くさいので星1つ減らします。ただ、パーティションが複数に分かれていても同じ物理ドライブであれば全部のパーティションを一括で上書き消去できるのは有り難いソフトです。以上、エラーが出るのは自分だけかもしれませんが、一応報告ということでレビュー書かせていただきました。
ハードディスクを知人に譲るためにデータ丸ごと完全消去しようと思って、このソフトを見つけました。無料なのにグートマン方式にも対応していてセキュリティ的には万全かと思います。
正直、ディスク丸ごと完全削除するなら、これ以上の機能は必要ないくらい揃っていて無料ソフトの中では他に探したソフトと比べても一番使いやすいです。インストール不要で使えるのもポイントですね。