広告ブロック機能を備えたWebkitベースの軽量ブラウザ「Arora」
ウェブブラウザ
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投稿 2009/11/23
更新 2019/12/24
「Arora」は、レンダリングエンジンにGoogle ChromeやSafariと同じ「Webkit」を使用した、オープンソースの軽量なクロスプラットフォームウェブブラウザです。高速な立ち上がりやページの描写が可能で、Firefoxライクなメニューバーやシンプルなインターフェースを持ち、広告ブロックなど便利な機能がデフォルトで搭載されているのが特徴です。
軽量なインタフェース、タブ管理、シンプルな履歴、ブックマークシステムなど誰にでも扱いやすいデザインに加え、プライベートブラウジングなど最近のウェブブラウザのスタンダードになりつつある機能をいち早く採用しており、他のブラウザにはない特徴として、サイトに埋め込まれたFlashを無効化する機能や、広告ブロック機能がデフォルトで搭載されています。
まだまだ登場したばかりのブラウザで、同じ「Webkit」レンダリングエンジンを使用しメジャーブラウザとして成長したGoogle ChromeやSafariと比べると、現段階ではメインブラウザとして使うには若干力不足かもしれませんが、良いブラウザの条件としての基本機能を十分に満たしており、その上で独自のオリジナルな機能を備えるなどなかなか興味深いブラウザです。
Arora の使い方
1、上記サイトから「Arora」をダウンロードします。
2、ダウンロードしたインストーラーを起動します。
3、「Arora」のインストールを開始します。[Next]をクリック。
4、インストールフォルダを選択して[Install]をクリック。
6、インストール終了。[Finish]をクリックすると「Arora」が起動します。
「Arora」の開発プロジェクトはまだ初期段階であるため、RSSをサポートしていないことや、日本語の変換がうまくいかないことがある、JavaScriptやCSSの読み込みがおかしいなど難点も少なからずあり、Firefoxのような拡張性がほとんどないことなど、現在広く使われているメジャーブラウザと比べると不十分な点が多々ありますが、動作はなかなか軽快で使い心地は悪くありません。今後のアップデートに注目したいブラウザです。