DDR5メモリーは「混ぜるな危険」!増設は故障の原因になるからやめておけ

自作PC 約1分で読めます 投稿 2023/10/15 更新 2023/10/15

DDR5メモリーは「混ぜるな危険」!増設は故障の原因になるからやめておけ

パソコンの性能アップの手段として最も手軽に行えて費用対効果も大きいメモリ増設ですが、注意したい点がひとつあります。これは知らずにやってしまうと最悪の場合パソコンが故障してしまう可能性もある危険な行為なのですが、一般にはあまり知られていません。

というのは、2021年末ごろから各メーカーから世の中に出回り始めたDDR5という新しい規格のメモリーなのですが、従来の規格であったDDR3やDDR4からの大きな変更点があります。これが原因で今までのようにメモリー容量アップをはかる際に1本追加して増設するようなことが難しくなりました。

- この記事の目次(もくじ) -
  1. DDR5メモリーにおける電源回路問題とは

DDR5メモリーにおける電源回路問題とは

そもそも、DDR5に限らずメモリの規格が従来のDDR3やDDR4の頃から、メモリ容量のグレードアップをしたいときには追加で1本メモリを購入して増設するのはあまりおすすめではなく、2本セットまたは4本セットで購入して、それまで使っていたメモリーと全て取り替えるのが安全な方法でした。

理由としては同じDDR規格のメモリーでも、メーカーによって細かな仕様の違いがあって、相性問題が発生する可能性があるからで、メモリーを複数挿しするときには同メーカー・同モデルのメモリーで増設を行うことが昔から推奨されてきました。

そうは言っても、実際にはDDR3やDDR4メモリーにおいてはメーカーも型番も違う、容量も違う複数のメモリーを混ぜて使っても、まれに相性が発生することはあるものの、故障のような大きな問題になることはほとんどなく、多くの場合は特に問題なく使えていました。

ところが最新のDDR5メモリーでは、従来からの仕様変更として、より安定した電源供給をするための電源管理用回路としてPMIC(電源管理IC)チップが搭載されるようになりました。PMIC(電源管理IC)チップの導入により、従来はマザーボード側で行われていた電源管理がメモリ側で行われるようになったのです。

問題はこれで、実はメモリーの世界ではメーカーもモデルも同一の製品でも、出荷時期によって中身が違うなんてことがよくあるのですが、電源管理用の回路自体も仕様が違うことがあります。DDR5メモリーにおいては、これが故障の原因となります。

今までのような相性問題だけでなく、故障の可能性さえ出てきたということで、DDR5の容量アップをはかる際には、同一ロットのメモリーを2枚または4枚セットで購入して必ず同じ仕様のものを揃える必要があります。

従来のように、メモリ容量が足りなくなったら追加で1枚購入して空きスロットに挿すだけという、手軽で安価な容量アップができなくなっているのです。あまり知られていませんが、自作PC初心者の方などもやりがちなミスなので是非知識として持っておきましょう。

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