さらにクリーン・高速軽量なGoogle Chrome派生ポータブル版ブラウザ「X-Iron」

ウェブブラウザ 約1分で読めます 投稿 2012/05/03 更新 2019/12/24

X-Iron

X-Iron

「X-Iron」は、Chromiumをベースに作られたインストール不要で使えるポータブル版ブラウザ。使い方はGoogle Chromeと全く同じでGoogle Chrome用の拡張機能・テーマのインストールが可能、基本的にはWindowsのレジストリへの書き込みを行わない・システム上にキャッシュファイルを残さないのが特徴です。

ChromiumとはGoogleが中心となって開発しているオープンソースのウェブブラウザで、Google Chromeの設計の基になっているものですが、ドイツのSRWare社がこのChromiumのコードを流用しGoogle Chromeから不要な機能を取り払ったものとして独自に製品化した、いわゆる”Google Chrome派生ブラウザ”とも呼ぶべきSRWare Ironというブラウザがあります。

本ブラウザ「X-Iron」は、このSRWare Ironにイタリアの「winPenPack」というポータブルアプリ配布サイトがさらに手を加えたもので、SRWare Ironにもポータブル版(レジストリに書き込みを行う・キャッシュファイルを残す)がありますが、こちらの「X-Iron」の方がよりクリーンなポータブル版ブラウザとして製品化されているのが主な違いです。

SRWare Iron Portable と X-Iron の違い

レジストリへの書き込み

 SRWare Iron Portable  HKEY_CURRENT_USER\Software\Chromium
 X-Iron  書き込みしない

キャッシュの保存場所

 SRWare Iron Portable  IronPortable\Profile\Default\Cache
 X-Iron  ウィンドウを閉じると自動削除される

インストール時に作成されるフォルダ

 SRWare Iron Portable  C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Chromium (Vista/7)
 C:\Documents and Settings\ユーザー名\Local Settings\Application Data\Chromium(Windows XP)
 X-Iron  作成されない

基本的には上記のように、関連付け等をしなければレジストリへの書き込み等は行わなわれません。レジストリに書き込みを行うポータブル版ブラウザは使わなくなったときにデータがゴミとして残ってしまうので、「X-Iron」はUSBメモリ等に入れて持ち運ぶには、より適していると言えそうです。

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