FirefoxからChromeに乗り換えたので導入した拡張機能+周辺ツールまとめ
Chrome拡張機能
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投稿 2011/03/08
更新 2020/01/25
Google Chromeにバージョン10から待望のパスワード同期機能が追加されたので、これを機に長い間使い続けたFirefoxから乗り換えてみました。DropboxやEvernoteの台頭の影響もあって”クラウド化”の利便性が大いに取りざたされている昨今ですが、Google Chromeもこれと同じように、ブックマークから拡張機能までほとんどのユーザー設定に関する情報をクラウドに預けられるので、定期的にバックアップを取る必要がなかったり、別のPCでも一発で同期できるところに他ブラウザにはない魅力を感じました。
実際の移行に当たっては、今まで使っていたFirefoxと同じ使い勝手やアドオンで追加された機能(私がずっと使っている13個のお気に入りFirefoxアドオンまとめを参照)をGoogle Chromeでどこまで再現できるのか、というのが最大の課題でしたが、最近ではChromeも拡張機能が非常に充実してきていることもあり、完全ではないにしろ十分に実用に耐えられるレベルまで再現できたように思います。というわけで今回は、その際に導入した拡張機能と周辺ツールをまとめて紹介します。
Firefoxで使っていた機能を再現するために導入した拡張機能
AutoPagerize for Chrome
Greasemonkeyで超人気のスクリプト「AutoPagerize」のChrome用拡張機能。Googleの検索結果など、ページごとに分けられたウェブページを自動で読み込んで、継ぎ足し表示を行うことができる拡張機能。Greasemonkey版はChromeではうまく動かないようです。
Orbvious Interest(提供終了)
”あとで読む”サービス「Read it Later」の拡張機能。非公式ですが、公式ブログで紹介されていました。ChromeのRead it Later用ツールは、公式ブックマークレットや他の非公式拡張機能などいくつか選択肢がありますが、色々試してみたところこれが一番使いやすかった。
ユーザインターフェースはFirefoxの公式アドオンとほぼ同じで、Googleリーダーとの連携も可能。目立った不具合もなく、Firefoxから乗り換える人も、そうでない人もChrome用ならこれを選んでおけば間違いないでしょう。
Evernote ウェブクリッパー
ウェブページを丸ごとEvernoteに保存したり、任意の部分を切り出して保存できる拡張機能。Firefoxアドオンと違い、公式クライアントソフトと連携できなかったり履歴を消去するたびにログインし直さなければならないのが個人的には残念なところですが、こればかりはどうしようもないので妥協。
Chromed Bird(提供終了)
Chrome用Twitterクライアントでは定番の拡張機能。Firefoxアドオンの「Echofon」からの乗り換えなら、これが良いのではないでしょうか。
SBMカウンタ(提供終了)
ブックマーク数やツイート数を表示してくれる拡張機能。はてなブックマーク、livedoor クリップ、デリシャスブックマーク、Twitterなど主要なソーシャルメディアに対応。Firefoxでははてなブックマークのアドオンをインストールしていましたが、ブックマーク数を確認するためにしか使っていなかったので、Chromeではこちらに乗り換え。
Create Link
開いているページのタイトルやURL、HTML形式のハイパーリンクコードをボタン一発でクリップボードにコピーしてくれる拡張機能。Firefoxでは、同機能のアドオンでコンテキストメニューからコピーできる「Make Link」を使っていましたが、こちらはアドレスバー横のアイコンから。
Text URL Linker(提供終了)
リンクになっていないURL文字をクリックできるようにしてくれる拡張機能。「h抜き」(ttp://…)にも対応しているほか、リファラーを送信しないようにしたり、リンクを開いたとき常に新しいタブで開くように設定することも可能。マウスを乗せると「?」マークがつくので、通常のリンクとの見分けも簡単にできます。
RSS Subscription Extension
言うまでもなく、Google ChromeをRSSフィードの読み込みに対応させることができる拡張機能。ChromeはなぜかデフォルトではRSSに対応していないので、RSSリーダーを使うなら導入せざるを得ない拡張機能。
Image Properties Context Menu
Chromeのコンテキストメニューには、Firefoxには標準搭載されている画像のプロパティを見るためのオプションがありませんが、この拡張機能を入れればChromeでもこの機能を実現できます。米ライフハッカーで紹介されているのを見つけて、速攻で導入。ブロガーやWEB制作者は必須の拡張機能。
拡張機能だけでは間に合わなかったので導入した周辺ツール
かざぐるマウス
できれば拡張機能の方が別のPCとも同期できるので便利ですが、FirefoxアドオンのRights To Closeのような、右ダブルクリックでアクティブなタブを閉じるChrome拡張機能がどうしても見つからなかったので、マウスジェスチャーはこの機能を簡単に実現できる「かざぐるマウス」を使うことにしました。
Lightscreen
FirefoxではウェブページのスクリーンキャプチャーにはScreengrabを使っていましたが、Chromeではどうしても気に入った拡張機能が見つからなかったため、こちらを使うことにしました(ちなみに私は「ポータブル版」を使っています)。
「導入した」と言うよりも、以前はアドオンと併用していたため、今回Lightscreenに一本化しただけですが、超シンプルな外見ながら必要な機能は機能は全てそろっている上に動作も軽快なので、非常にオススメなキャプチャーツールです。
Firefoxでは使ってなかったが、Chromeに新しく追加した拡張機能
Google Account Switcher(提供終了)
複数のGoogleアカウントを素早く切り替えられる拡張機能。アカウントの切り替えもそうですが、パスワード入力フォームを開くと自動ログインしてくれる機能がとても便利なので導入しました。GmailやGoogleリーダーなどのサービスをよく使う人にオススメ。
Highlight to Search
選択したテキストを、クリック一発で検索できるGoogle公式の拡張機能。テキストをドラッグすると虫眼鏡アイコンが表示され、それをクリックすると検索窓と検索候補のキーワードが表示されます。オートコンプリート機能を利用できるのが特徴。
拡張機能を入れなくてもコンテキストメニューからも検索できるので必要なさそうにも思えますが、こちらの方が素早く操作できるので作業効率がずいぶん上がりました。オートコンプリートまで利用できるあたりは、Google製ならではの拡張機能と言ったところでしょう。
EverSearch(提供終了)
Google Chrome上から直接Evernoteを検索できる拡張機能。通常ならばEvernoteを検索するにはクライアントソフトを立ち上げるかウェブ版にアクセスしなければなりませんが、この拡張機能なら検索画面をChrome上に開いて、さらにその場でノートの閲覧も可能。
ページ移動の必要が全くなくシームレスな検索を実現してくれるので、作業効率アップ間違いなし。Firefoxには同様のアドオンが提供されていないため、Evernoteのヘビーユーザーならこの拡張機能を使えるだけでもChromeに乗り換える価値があると言ってもいいかもしれません。
Google Quick Scroll
探している情報を素早く見つけ出すための拡張機能。Googleの検索結果から開いたページを、検索キーワードに関連するテキストの部分までワンクリックで移動してくれます。Wikipediaのような情報量の多いページで使うと、知りたい情報が記載されている部分に直接アクセスできて便利。
goo.gl shortener + share on twitter(提供終了)
閲覧中ページの「goo.gl」の短縮URLをボタン一発で作成し、ページタイトルとセットで即座にTwitterへ投稿できる拡張機能。気になったページをブックマーク代わりにツイートしている人にオススメ。もちろん、Twitter投稿以外の用途にも便利です。
Go Extensions
拡張機能管理画面へのショートカットアイコンを追加する拡張機能。管理画面を開く機会が増えるとメニューからアクセスするのが面倒なので、導入しました。Chromeに乗り換えたばかりの人や、拡張機能で試行錯誤している人はとりあえず入れておくと便利なのではないかと思います。