レトロな伝説のゲーム機ファミコンカラーの「ゲームボーイミクロ」レビュー!
買ったものレビュー (ガジェット)
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投稿 2019/12/30
更新 2020/01/01
今回は、今となっては伝説的なゲーム機になった「ゲームボーイミクロ」を買ってみました。発売は2005年なので今から15年ほど前。一昔前のゲーム機ですが当時の出荷台数が少なかったため、今や中古市場ではプレミア価格になっているコレクターズアイテムのような機種です。今回は特に人気の高いファミコンカラーを購入しました。
このゲーム機の中身はただのゲームボーイアドバンス互換機なのですが、発売時の定価が12000円とやや高価だったことや、初代ゲームボーイのソフトとの互換性がなかったことから当時はいまいち人気が出ず、結果として生産数が限られていたため、今や「知る人ぞ知る」的なゲーム機です。
ですが、小型で携帯性がよく大人が外で遊んでいても不自然に見えないところや、デザインの良さ、液晶画面の綺麗さなどが理由で現在では再評価されていて、一部の愛好家を中心に中古市場でかなり人気が高く、美品なら買取りで1万円を超えるほどのプレミア価格になっているというわけです。今回は近所のハードオフでちょっと安く売っていたので、買ってみました。
今回買ったファミコンカラーの箱はこんな感じですが、さすがに15年も前のゲーム機なので経年劣化でちょっとボロボロになりかけてます。
箱の裏はこんな感じ。ファミコンカラーらしく、35年以上前のファミコンの本体色の赤色を再現したような、凝ったデザインの箱になっていますね。
今回は中古で購入しましたが、充電器やポーチや取扱説明書など付属品は全部そろっていました。外箱は劣化していましたが、肝心の中身はおおむね綺麗な感じです。
これはファミコンカラーだけのようですが、箱の中にファミコン時代のスーパーマリオブラザーズのドット絵がありました。
というわけで、ゲームボーイミクロの本体ですが、前の持ち主にあまり使われていなかったのか、かなりの美品です。ぱっと見てわかるような傷は全くありません。
本体の裏はこんな感じで、アルミ筐体にファミコンっぽい赤色で塗装してあって、なかなか高級感のある仕上がりです。ちなみにマリオ20周年の刻印があるのは、このファミコンカラーだけです。
右側の側面には音量スイッチやイヤホンジャック、ストラップホールなどがあります。また電源スイッチは左下に付いています。
充電端子は上側についていて、本体サイズの割にやや大きめの端子になっていますが、これは当時DS Liteと共通の端子だったようです。
純正ポーチに入れてみると、こんな感じ。当時の折りたたみ式のガラケーくらいの大きさなので、携帯性がかなりよくて小型でデザインも良いので外出先でも使いやすい。
スイッチをオンにするとスタートボタンとセレクトボタンの青色LEDが点灯するのが、なかなかセンスが良いです。高級感もあって、ゲーム機としてはデザインは本当にかっこいいと思います。
とりえず今回はファミコンカラーということで、『スーパーマリオブラザーズ』のソフトも一緒に購入してみましたが、液晶はバックライトなのでかなり綺麗です。
ついでに『Final Fantasy IV』のソフトも買ってみました。写真ではわかりにくいですが、液晶の発色は今のスマホなどと比べても悪くないと思います。ドットが細かくて綺麗なので、実際に遊んでいて画面の小ささも気になりません。
というわけで、今から15年近く前に発売されたゲームボーイミクロですが、現在でも十分に使えるデザインの良さや液晶画面の綺麗さなので、レトロゲーム機として一部ではいまだに人気が高いのも納得です。ゲームボーイアドバンスのソフトは名作が多く、今やっても面白いゲームが沢山ありますしね。
ちなみに今回のファミコンカラーはマリオ20周年記念モデルで、ゲームボーイミクロ発売当初から出ていたカラーではなく、後からラインナップに追加された特別仕様モデルです。現在の1番人気のカラーはシルバーのようですが、個人的にはこのファミコンカラーがレトロゲーム機の風格と高級感が合わさっていて、1番良いと思います。
当時、任天堂のゲームボーイアドバンス互換機(ゲームボーイアドバンスSP等)は、初代ゲームボーイとの互換性があるのが当たり前だった中、後発だったこのゲームボーイミクロだけがアドバンス専用機だったことに加え、発売開始時の2005年にはすでにNintendo DSの人気が全盛だったこともあって、全然売れず半額程度で投げ売りされることも少なくなかったようです。
そんな理由で任天堂のゲーム機としては生産台数が極端に少なく、中古市場でも数が出回っていないことがかえってプレミア感を増して、デザインの良さも相まって、今では希少価値のあるコレクターズアイテムのような存在になっているゲームボーイミクロです。
まあ、それでも所詮レトロ機なのに中古買取りで発売当初の定価を超えるほど未だに人気があるのは異常なことなので、ここまで人気の理由の一つに、ネットから違法ダウンロードしたソフトのROMが遊べてしまうマジコンの存在などもあるのではないかと筆者は個人的には考えていますが、実物のかっこ良さを見るとそんなの関係なしにゲーム好きなら欲しくなるのも分かります。
今回は、近所のハードオフで相場よりも安く売っているのをたまたま見かけたので購入したのですが、運が良かったのでしょう。人気のファミコンカラーで付属品が全てそろっている美品となると、ネットでは数万円の値が付くレベルなので、今ではほとんど手に入らないと思います。
ボタン類は全て問題なく反応してくれて、押してみてゴムが劣化しているような感じもありません。ぱっと見て分かるような傷もないし、バッテリーも交換された形跡はなく充電容量的にはまだまだ行けそうな感じです。おそらく前の持ち主にあまり使われず押し入れの中に眠っていたのかもしれませんね。
今はゲームボーイアドバンスのソフトも人気作が中古で100円くらいから売っているので、せっかくゲームボーイミクロを手に入れたことだし色々なソフトを遊び倒すのも良いと思いますが、実物のファミコンカラーはやっぱりデザインがよくて傷もない美品なので、ガラスケースに入れて棚に大切に飾っておきたいような気もします。