インテルのSSD「X25-M Mainstream」80GBレビュー!
買ったものレビュー (ハードウェア・PC周辺機器)
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投稿 2011/01/06
更新 2019/12/26
遅ればせながら昨年の末、管理人のPCにもついにSSDを導入してみました。HDDと比べてまだまだ新しいメディアであり、1GBあたりの価格に10倍以上もの差が存在するSSDですが、ここ最近は2?3年前とは比較にならないほど価格が下がってきていて、そろそろ一般的なPCユーザーにも手の届くあたりにまで落ち着いてきているので、近く導入を検討している人も多いのではないでしょうか。
今のところ、SSDを買うならIntelの製品が他メーカーに比べて品質もコストパフォーマンスも良く、人気度合いなどから見ても事実上グローバル・スタンダード的な立場にあると言っていい状況なので、今回も無難にIntelの80GB SSD「SSDSA2MH080G2K5」を選んでみました。
というわけで、早速使ってみた感想をレビュー…といきたいところですが、HDDに比べてアクセス高速化や、発熱の抑制など多岐にわたって大幅なパフォーマンスアップが期待できるのは更言うまでもないことなので、ここではそういった話題はさらっと流し、これからSSDを購入することを検討している人の参考になればということで、とりあえず開封時の様子だけを簡単にレポートしておきたいと思います。
箱の裏はこんな感じ。一応、「3年保証」と書かれています。
箱を開けてみたところ。
中身を取り出してみると、SSD本体と「SPEED DEMON」と書かれたステッカーが入っていました。
箱は二重構造になっており、SSDを取り出してみると、中にシリアルATAケーブル(後述)と3.5インチベイ用スペーサー(後述)、スペーサーを固定するためのネジが入っています。
というわけで、付属品一式。取扱説明書やユーザーマニュアルらしいものは一切入っておらず、CD-ROMにも製品保証に関する注意書きについての言語別PDFファイルが入っているだけなので、初心者にとっては少し不親切かもしれません。
もっとも、SSDは実際に使用するにあたってシステムのセットアップなどがHDDの用に一筋縄ではいかないことも多く、そもそも初心者向けとは言えないので、ある程度専門知識のある人間に取り付けてもらった方が良いでしょう。
SSD本体。サイズは2.5インチHDDと同じで、ノートPCならばドライブを交換するだけでそのまま取り付けが可能。同じ大きさでもHDDより軽く、使用中の消費電力も少ない上、回転部分がないので物理的な振動や衝撃にも強いなど、あらゆる意味でノートPCに向いているとも言えます。
裏はこんな感じ。内蔵ドライブの接続には、基本的にシリアルATAとIDE(ウルトラATA、パラレルATAとも言う)という2種類の規格が存在し、数年前までは従来規格のIDEが主に用いられていましたが、現在の主流はほぼシリアルATAに置き換わっており、今回購入したSSDもシリアルATA接続のみに対応しています。
上の写真の接続部分が、シリアルATAのコネクタになります。少し古いPCだとIDE接続にしか対応していないものが多く、そのままではシリアルATA接続のSSDは使用できませんが、別売りの変換アダプターなどを使用すれば電気的に接続することも可能です。
HDDには2.5インチの製品と3.5インチの製品があり、一般的にノートPCには2.5インチ、据え置き型のデスクトップPCには3.5インチのHDDが使用されますが、SSDは基本的に2.5インチの製品しか出回っていないので、デスクトップPCで使用する際には3.5インチHDD用ドライブベイに取り付けるためのスペーサー(いわゆるアダプタ)が必要になります。
上の写真は、SSDを3.5インチ用スペーサーに取り付けてみたところ。このスペーサーは他メーカーのSSDにはほとんど同梱されていないので、別途購入する必要がありますが、Intel製のSSDにはきちんと付属しているので、その必要はありません。
もっとも、SSDはHDDと違い回転部分がないため、必ずしもスペーサーを使用してしっかり固定する必要はなく、また発熱も少ないので、面倒ならばケーブルが外れない程度にテープなどで適当に止めておくだけでも問題はありません。というわけで以上、「SSDが欲しい人の背中を押す」ための記事でした。