BOSEのノイズキャンセリングBluetoothヘッドホン「QuietComfort 35」レビュー!

買ったものレビュー (イヤホン・ヘッドホン) 約4分で読めます 投稿 2016/07/10 更新 2019/12/31

BOSEのノイズキャンセリングBluetoothヘッドホン「QuietComfort 35」レビュー!

今回購入したのは、BOSEのノイズキャンセリング機能付きBluetoothヘッドホン「QuietComfort 35」です。ノイズキャンセリングヘッドホンはBOSEの得意分野ですが、Bluetooth機能が付いたワイヤレス兼ノイズキャンセリングの機種はBOSEでは本機が初めてです。

Bluetoothとノイズキャンセリング機能を両方搭載したヘッドホンはすでにソニーなど大手メーカー含めて多数発売されているので、BOSEのこの機種はどちらかと言えば後発になりますね。価格は発売直後に購入したので4万円ほどと、少々お高めでした。

個人的にはBOSEのノイズキャンセリングは初めてというわけではなく、当サイトにも過去に「QuietComfort 15」のレビューを書いていますが、性能の良さは知っているので今更言うことはありません。今回はデザイン面や使い勝手について簡単に書いていきたいと思います。

箱はこんな感じ。数万円クラスのヘッドホンともなると、他社製品では箱のつくりも凝っていて大きめのものが多いですが、この「QuietComfort 35」のはかなりコンパクトです。

箱の裏はこんな感じ。BOSEはアメリカの企業なので全部英語で書いてあります。箱に日本仕様だとか、そういうのはないようですね。違いは日本向けの保証書が入っていることだけです。

付属品はヘッドホン本体のほかに、書類一式と専用キャリングケース、有線接続用のオーディオケーブル、充電用のMicro USBケーブルです。

今回はカラーはシルバーを選択しました。ブラックとシルバーなら、こちらの方が無難だと思ったからです。デザインとしてはシンプルかつ機能的で悪くないと感じます。

ハウジングの内側には左右を間違えないようにLRの文字が入っています。イヤーパッドの感触はいままでのQuietComfortシリーズとほとんど同じで、硬すぎず軟らかすぎずちょうど良いスポンジの硬さです。

ヘッドバンドの内側の頭に接触する部分は、やわらかくさわり心地の良いマイクロファイバー素材で覆われています。この辺の素材の上質さは、過去のQuietComfortシリーズよりも増しています。

電源をオンにすると白と緑のLEDランプが点滅します。ちなみにBluetooth機能はNFCにも対応していますが、本機の場合は本体の電源をオンにしてからでないとNFCの自動接続が機能しません。

キャリングケースに入れると、こんな感じでコンパクトに収納できるので、持ち運びにもそれなりに便利です。ヘッドホンとしては携帯性は悪くありません。個人的には喫茶店に仕事や勉強しに行くときに、いつもこのケースに入れて持ち歩いています。

BOSEのヘッドホンは迫力のある重低音で知られていますが、その傾向はこの「QuietComfort 35」でも同じでした。オーディオとしてはもともと音の上質さを重視しているメーカーではなく、BGM感覚で楽しく音楽を聴くための迫力ある音作りなので、オーディオマニアにはBOSEは受けがよくありませんが、私はこのパワフルな音がけっこう好きです。

そんなわけでBOSEの製品はオーディオとしてはマニア向けものではないので、音質について詳しく語るほどのものではなので割愛したいと思いますが、今作の「QuietComfort 35」も音の傾向としては今までのQuietComfortシリーズとほとんど同じです。この価格のヘッドホンとしては決して上質な音ではありませんが、聴いていて楽しい音です。

ノイズキャンセリング機能の性能ついても、今までのQuietComfortシリーズとほとんど違いはありません。イヤーパッドによるパッシブノイズキャンセリングだけでも十分に遮音性は高いですし、マイクで拾った音の逆位相をぶつけるアクティブノイズキャンセリングの性能も期待したとおり、過去のQuietComfortシリーズからしっかり受け継がれています。

この辺りの音質の傾向やノイズキャンセリング性能についてのレビューは、以前に書いた旧機種「QuietComfort 15」の記事で詳しく書いているので、そちらを見てもらうといいかもしれません。本機種「QuietComfort 35」でも性能はほとんど変わっていません。実質的には今までと同じと言って良いと思います。

BOSEのノイズキャンセリングヘッドホン「QuietComfort 15」レビュー!

ただ、旧機種の「QuietComfort 15」と比べてちょっと残念だったのが、ヘッドホン本体の重量です。上記のレビュー記事にも書いていますが、「QuietComfort 15」は重量が200g弱くらいで頭に乗せていてもほとんど気にならないほど軽く、長時間装着していても全く疲れないところが大変に気に入っていました。

一方で今作の「QuietComfort 35」は、旧機種に比べてかなり重量が増しています。公称値では240gですが、実際に使っていると40g以上の差というのは数字以上に大きく感じます。これくらいの重さになると、筆者の場合は数時間も装着しているとさすがに疲れてきて少し気になるレベル。この点は本当に残念でした。

そもそもノイズキャンセリングヘッドホンの役割というのは、音楽を聴くためのツールというだけでなく、外出先で静かな環境を求めて落ち着きたいときや仕事に集中したいときなどに使うことが多いわけですが、そうなると必然的に普通のヘッドホンと比べて長時間の装着が前提になってくるので、軽さというのはとても重要です。

今までのBOSEのQuietComfortシリーズは、この点が十分に解消されていて、ちょうど良い硬さのイヤーパッドや絶妙な側圧から生まれる装着感の良さも相まって、どれだけ長時間頭に乗せていても不快にならないところが本当に気に入っていましたが、新たにBluetoothを搭載した本モデルではその点が犠牲にされています。

この「QuietComfort 35」も装着感の良さについては旧機種と変わりありませんが、重量だけが期待していた軽さではありませんでした。筆者が今までソニーなど他社のノイズキャンセリングヘッドホンと比べてBOSEが気に入っていた理由はここが一番大きかったので、劣化してしまったことは残念でなりません。

そうは言っても、もちろんBluetoothでワイヤレスで使える恩恵というのは40gくらいの重量の違い以上に大きいので、今更旧機種に戻るつもりは全くありません。今作が旧機種並みの軽さでBluetoothも搭載しているなら文句なしだったのですが、これはもう利便性が向上したことのトレードオフだと思って諦めるしかないですね。

まあ、QuietComfortシリーズは本機「QuietComfort 35」が初めてで、旧機種を使ったことがないという人にとっては、240gというのは別に重いとは感じないでしょう。あくまで自分のように旧機種の「QuietComfort 15」などを使っていた人間が比べてみたときに、ちょっと重くなったと感じるだけなので、大半の人は気にならないかと思います。

Bluetoothの接続の安定性については、全く問題はありません。旧機種のQuietComfortシリーズのユーザーだった筆者としては、Bluetoothを搭載したワイヤレス兼ノイズキャンセリング対応モデルをBOSEが出してくれることは数年来の悲願だったので、遅まきながらやっと発売してくれたことは大変嬉しく思っています。

今まで喫茶店などに出かけて仕事や勉強をしているときは、いつもBOSEのノイズキャンセリングヘッドホンを持って行くのが習慣だったのですが、使っているとコードが邪魔で仕方なかったので、ワイヤレスになったらどれだけありがたいだろうかと思っていました。ちょっと重くなったのは残念でしたが、これからワイヤレスの利便性を存分に享受したいと思います。

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